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「そうですねぇ……多分」


「は?多分って何や多分って!」


「じゃあ絶対」



 うん、と頷く雨音に思わずズッコケたくなる。何でもパソコンについてるタッチのは嫌らしく、どうしてもマウスが欲しいとか。



「あー…やったら1日待ってや」


「…しょうがない、待ってやるよ」


「へいへい」



 あまり相手にしないことにしたらしい。大阪人の血が騒ぐが、そこは疲れるのでグッと堪える。



「なぁ…もう一つ、この学園のことで言っとかなアカンことがあるんよ」


「ほぅ…教えてくれますか?」


「ここ、エスカレーター式でずっと男ばっかと付きおうてきたんよ」


「あ、あれですかな?バイ、ゲイが多いし親衛隊があるという」


「…あ、知っとった?」


「母から」



 自由奔放な両親は雨音のやることに口を出さない。だけど最低限の知識は与えてくれる。



「気持ち悪いか…?」


「だったら来ませんって。バカだなぁ」


「バッ!?」


「僕は平気。だから気にするな、な?」


「お、おぅ……」



(あれ?キャラ変わってへん!?)





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あきゅろす。
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