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「皐月の友達も、親衛隊が認めた人?」


「は?」


「いわれた。オタクは睦月たちに相応しくない。もっと顔のいい人じゃないとダメ」


「………んなもん、俺らが決める」


「うん、じゃないと悲しい。……顔で決めるのは間違ってるのに…」


「雨音……」



「あ、終わった」


『56,000円です』


「やった。金持ち」



 お金を手にして皐月に見せびらかす。
 それをみた皐月は豪快に笑い、2人で店を出た。

 せっかくだからお昼も食べていくらしい。



「おごってあげようじゃないか。僕、金持ち」


「は?ざけんな、俺が出す」


「ラッキーおごり」


「……………」



(…まぁ、助けられたしな)



 顔で決めるのはおかしいといわれたとき、実は嬉しかった。

 不思議だけど、そういうとこは普通の感覚を持ってる雨音。ドンドン惹きつけられる。



「回転してない寿司を食べにいこう。その後はフカヒレで、うむむ……フォアグラも」


「てめぇ…ちったぁ遠慮しろ」


「僕の金じゃない」




* * * * *

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あきゅろす。
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