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「小さくても出来る!!」


「そ、そらすんまへん…」


「うん、いいよ。中1……だったかな?バスケの漫画みてハマった。やってるときはアーチンと呼んでくれ」


「ぶはっ、ポジションそこか!」


「PGは面白い。コート全体をみて人をみてタイミングみて、やりがいがある」



 そういう雨音になぜか感心してしまう。

 チームを分けて試合が始まると、雨音は邪魔なメガネを外してコートに立った。



『あんなのにバスケ出来んの?』
『メガネ外して…バカだろ』
『新年様と一緒のチームが良かったのにぃ!』


「やるからには勝つ、これ鉄則。睦月、身長あるんだから生かせよ」


「おう、雨音のためにやったるわ」



 こうしてゲームは始まった。見た目からは想像できないほどうまい雨音は、パスをどんどん出していく。

 自分でも点を入れたり、大活躍だ。



『なんであんなオタクが…』
『くっそ、潰せ!!』





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