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ピョコンと生えた白い耳に、同じく白い、毛並みのいい尻尾。
もう人間の言葉が喋れないらしく、困ったようすでニャアニャア鳴いている。
まさかの猫化に続きがあったとは!
可愛いです猫ヤバいですこんな状況じゃなきゃ閏襲われてます。
「尻尾!尻尾動くのっ?」
――フリッ
「ほぅほぅほぅ、耳もピクピクしましたな。うーちゃうーちゃ、他に変化は!?」
「にゃあ、にゃーっ」
「…何いってるか分かりませんな。ふむ、これは改良のしがいがありやす」
「ちょっと喜んでないで何とかしたらどうなの?他はいいけどさすがに先輩は可哀想なんだけど」
「あ、ひーきひーき。ヤヨちゃんさ・べ・つぅ」
「………」
「……おぉう真っ黒こぁーい…」
ニーッコリと笑顔のまま、ね。
でも雨音、興奮を抑えきれてないみたいです。
頬は蒸気していて、もっとよく知ろうと閏の許可なく触り放題。閏もくすぐったそうにしてる姿が男心をくすぐりますなぁ。
でもこれ、っていうかこれら?ほんと凄い。雨音が作ったとか、成功例になるよね売れそうだよね、怪しい薬として。
天才とバカは紙一重。天才は奇人。
まさしく雨音がいい例です。
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