18
――チラチラ
「………」
――チラッ、…チラリ
「っ…んだよくそっ、可愛いな…俺が気になんならそういっていいんだぜ?」
「きゃ、エスパーなの!?ねぇねぇさっちゃん…何もない?」
「ふっ、俺のは普通のチョコだったみたいだな」
「ちぇーっ。じゃーええっと、他の…」
「い、いらねぇよもう十分だ!」
ガサゴソ。
カバンの中を漁る雨音に、皐月冷や汗ダラダラ。
雨音は残念そうに唇を尖らせた…けど、皐月の汗止まりません。尋常じゃないくらい流れてます。
「さ、皐月…?大丈夫ですかにゃ?」
「っ、…あ、あ…」
「おっほう効果出てきましたねそうですね!ワクワクドキドキ胸がドキドキ気持ちワクワク。なんだろなーなんだろなー。…ジーッ」
「はっ、そうやっていつも俺だけを見て…く、そっ!もうダメだ腹イテェ!!」
――ズダダダダッ
はい、ポカーン。
みんなでまぁるくお口開けてポカーン。
あの皐月がお腹押さえて凄い剣幕でいっちゃったよ。ぷぷ、イケメンが下○…!
トイレに籠もる皐月を想像してごらん……ぶははっ、やっぱり笑えるよねっ。
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