10 あ、ちょっとグニッてしたけど…まぁもっかい冷蔵庫入れるからいいよね! 「…ふははは、レッツサプライズなのだよ、ふはははは」 チョコを袋に詰める雨音は、それはそれは恐ろしかったと思う。誰にも見られてないのが残念至極。 あとは他のチョコが固まるのを待つだけ…。 ……ってことで夜の?明け方の?4時です! 雨音さん目覚ましなしにパッチリ目を覚まして、残りのチョコを袋に詰め始めました。 そしてそれらを数十個残して、あとはさらに袋に詰めてこっそり部屋を出る。 「…シュタ、シュタタタッ」 壁から壁へ高速移動! 忍者雨音、見参っ! ってカメラには映ってないけど声出てるからね。音声拾うカメラだったら終わりだからね。 つかカメラに映らないってどんだけー!! 「抜き足差し足忍び足。人間の足は2本足」 寮から徒歩5分。 校舎へやってきた雨音はふっつーに歩きながらそんなことをいい、どうやったのか中に入った。 そこはほら…ね、察して下さい。 雨音だということを。 「どっれっにっしっよっおっかー…な!これ…の横のこれ!」 何でやねん!! ああーここに睦月がいないのがもどかしいっ! [*前へ][次へ#] [戻る] |