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「む。じゃー刻みたまえ弥生くん!」


「え、あんなん出来る気がしないっていうかムリ」


「普通でいいのだよ、溶けやすくなれば」



 さー残りの刻む作業は弥生に任せて、チョコを溶かしましょう!
 さっきはボールに湯煎張るっていったけど、あれめんどくさいので鍋に直接ボール乗せます。チョコたっぷり。

 ヘラでひたすら溶かす溶かす溶かす…。



「あっ、いっけね、忘れ物しただよオイラ」


「…は?」


「ヤヨちゃんちょっと見ててね」


「ちょ、雨音…!……とりあえず一口食べちゃお。味見したってことで」



 刻んだチョコぱくり。
 うん、普通に美味しい。

 …と、ほんとにすぐ戻ってきた雨音。
 その手には得体の知れないものたちが…。


 ピンクの液体、緑の液体、黄色の粉末に赤い個体。とにかく色々です。
 はい、雨音が自分で作ったよく分からないものたちです。

 今回のメインはこっちだからね!



「………」


「まずはこれを入れてみましょーそーしましょー」


「………」


「むぉ、無色無臭。見た目は普通のチョコですな」



 うん、ほんとにね。



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