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「うほほぅ…ヤヨちゃんが凄い喋ってる…」
しかも必死に。
なんて奇跡でしょー!
でもあれだよね、雨音に珍しそうな目で見られるのってなんかちょっとイラッとくるよね。
まーそれは置いといて、さすがブラック弥生、己の危険だけは見事回避しました!
さぁ部屋へ移動しましょ、タイムワープ!!
――ジャンッ
「はい、皆さんこんばんはー水無月雨音でっす!今日はなんとぉ、明日のバレンタインのためのチョコを作っちゃいまーす!
アシスタントはプリチー弥生っちーでーす」
「…ナニソレ、1人のときもそんなことしてるわけ?」
「む、挨拶するのだよ」
「はぁ…はいはい、よろしくどうぞー」
「ほっほう、早速始めるのだよ」
(あーもう、いくら自分のためとはいえこのエプロン最悪…)
フリッフリの純白エプロン。
いや、凄く似合ってるから。
女の子が料理してるようにしか見えないくらい似合ってるから。
だって横見て!
無表情平凡野郎がハート型のエプロンしてんだよ!?全然マシですからぁああ!
「うっさいナレーター」
はいスイマセン。
ではさっそく見てみましょー。
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