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まぁ、チョコレートを渡すようになったのはお菓子会社の陰謀だよね。
もともとのバレンタインに関係ないよね。
「……うん、僕の話は聞いてたかな?あ・ま・ね?」
「おぉう…すいやせんっした!その黒いのいやー」
「で?」
「そーですね。チョコレート屋の陰謀に乗っかってみるついでに作った薬の効果を確かめれたら一石二鳥コケコッコー」
「……薬?」
あれ、なんか怪しい単語が…。
弥生、さらに眉間にシワを寄せて雨音を見つめました。
ジーッと…キャ、照れちゃう。
「マジメに答えて」
「はい、僕は思います、ただ作るんじゃつまらないと!うむ、僕なりにってゆーか僕にしか作れないチョコを作ってみよっかなーなんて」
「へぇー…」
(危ないよね…雨音なら受け取らなくてもムリヤリ食べさせてきそうだし…)
だったら。
そうだこれしかないでしょ!
「雨音、僕もそれ、手伝うよ」
「……んん?」
「てゆーか何が何でも手伝う。だからチョコいらない」
「むむ…ヤヨちゃんにもあげたいなー食べてほしーなー」
「チッ…じゃあ、作りながら食べるよ。味見ってことで、それでどう?雨音だってその量今から1人で溶かすのとか大変でしょ?うんそうしよっか、じゃー部屋いこうね雨音」
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