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 というか、皐月のどーすんの。
 ホントにポロッと落ちて中に入ったそれは、完全な事故である。

 たとえ反省の色が見られなくても!



 ……ま、いっか。
 閏のあるしこれはちゃんとポッケに…なんて、雨音にとっては結局はただのボタンなのだが。

 閏内心冷や汗ダラダラ。
 皐月ショックで放心中。
 周りは文句をいいたくても雨音だからいえずに悶々。



「じゃ、僕はまだもらいに行かねばならぬので」


「が、頑張って下さいね?」


「ありがと閏僕頑張る!ふはは、第二ボタン寄越せー」


「……皐月…あれこそが雨音君、ですよ…」


「っせぇ…最後まで…チクショー」



 でも、あんな雨音だから好きになった。
 思い返してみれば……うん、まぁエッチはしたけど大変なことばかりで…あれ?

 どうしてだろう、悲しいわけじゃないのに涙が出てくる。


 みたいな最後の最後に皐月はほろ苦い失恋をし、学園を去っていくのだ…。


 ちなみに、その日寮に帰るまでの間ずっと閏に慰められていたのは、全校生徒の周知の事実となった。





 オメデト!

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あきゅろす。
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