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「ほーたーるのーひーかーぁり、まーどーのーゆーぅーきーぃ」
「うわっ、何いきなり」
「くぅ…歌わんといて、泣けてくるやんっ!」
「しかもうまいし。嫌みなくらい綺麗な声なんだけど」
一時期カラオケにもハマっていた雨音。
そりゃもう毎日1人でカラオケにいき、100点が出るまで歌い込みました。
ヘタなんていわせないっ☆
……と、まぁこれは歌が歌なんだけど。
「………ふんふんふんふんふー♪」
「知らんかいっ!!」
「うお、ナイスツッコミむっちゃん。そうなのだよ、始めしか知らんのだよ」
「じゃあ歌わなきゃいいのに」
「チッチッチ、今歌わずしていつ歌うというのだね、弥生君」
「卒業式」
「……む、そりゃそうか。いやー失敬失敬」
そう、いきなりピョーンと飛んでなんと3年になった雨音たち。
つか、もうあと数日で卒業式なんだけどね。
いやー早いね、みんな卒業しちゃうんだね。てか出来るんだね。
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