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「お、うーちゃん」


「………終わった…のか?」


「ん、何か完成したのだよ。それよりこの机が大変なんだ、来てくれ……って、うーちゃん?」


「っ…雨音…んな机より、俺を見ろよ…」


「……はっはっはー僕は緑より赤が好きだゾ」



 例え机に押し倒されようとも。

 血の色の赤が好きだから素直にそういえば、卯月の目はさらにギラギラと光った。
 まるで獲物を狙う目。

 入ってきたときは普通だったというのに…なーぜー?



「うーちゃ?」


「好きだ、好きだぜ雨音……マジたまんねぇなぁオイ」


「ぅひゃ…っ、や、首…!」



 ベロンベロンと容赦なく舐められ、雨音はくすぐったさに身をよじる。

 一体どうしたのだろうか。
 まるで獣のように目をギラつかせ、今にも雨音を食べようと大口を開けているなんて…!



 雨音、ピンチです。



「今日の雨音はマジ…最高だ。なぁ、誘ってんのか?あ゙?」


「おぉ…卯月がよく喋る…おそろしや」


「………我慢出来ねぇ、雨音…」


──チュク…ッ


「んン!?んっ…ん、ふ…ぅ、はっ、はっ……んっ」



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