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 ……でもって、今はまた新たに捕まえたカエルの胃を切り開いたとこ。

 消化しきれてないバッタに興奮する雨音は、とても恐ろしく見える。



「うーちゃん…」


「…………あ?」


「……たのし?つまんなくない?」


「………雨音といりゃ、楽しいに決まってるだろ」


「へへ、僕もチョー楽しい!こんな楽しいの、初めて」



 ニヤ、でもなくニヤリでもない、心の底からの笑顔。
 ふにゃ…っと破綻したその顔は贔屓目じゃなくても可愛く、卯月はゴクリと唾を飲み込んだ。


 男なのよ、しょせん。



「今まではいっつも1人で、話分かってくれる人いなくて、…でも今は卯月がいる。
 これって凄くうれ、…ンゥ!」


──ぶっちゅー!


「んっ…んは、ぁ……う、づきぃ…んぁ、ふ…ぅっ」


「はっ…あ、まね…っ」


「ッ…ふ、はぅ、くる、し…っ!」


「………わる、い…っ」



 クチュクチュと、開かれたカエルの横で熱いキス。



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