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「………うーちゃん、明日もくる?」


「………ああ、いいぜ」


「ヤッタネ!それじゃ僕、片付けて帰るのだ」


「手伝うか…?」


「むむ、気持ちだけ受け取るのです。なぜならっ、……明日の準備をするからでーす。アッハッハー」


「……そ、そうか……じゃ、気をつけろよ」



 テンションの高い雨音を置いて卯月は帰る。

 その後、放課後の理科室から奇妙な声を聞いたという生徒が続出した………らしい。








「──…見て!見て見て卯月っ、バッタ!」


「あっ…あぁ……」


「ふはーまだ形残ってるのは僕も初めてですっ!卯月がいるからかな?」


「…………はは…」



(やべぇ、テンションついてけねぇ)



 雨音が解剖のために理科室に通うようになって3日。
 もはやメンバーは卯月しかいなくなり、その卯月も実は内心うっとおしく思ってきていた。


 だが唯一の救いはグロいものが大丈夫ということ。適当に相づちを打ちながら、卯月は毎日雨音の横をキープしているのだ。



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あきゅろす。
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