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「ごめん雨音、いつ、誰が僕もやるっていった?」


「む?………いってないですな。勝手にメンバーに入れました」


「やらないから。解剖なんてキモイことやらないから。とりあえずついてきただけだから」


「おぉう…分かったから黒いのしまってー」


「っ…弥生ズルいわぁあ!」


「な・に・が?」


「………すんまへん」



 笑顔の弥生に睦月撃沈。
 こうして放課後解剖クラブは始まった。

 いそいそとカバンを漁る雨音。
 そこから出てきたのは、ペンキやら何やらでとにかく汚れているエプロン。



「エプロンつけるの?」


「うん、服汚れたらやだもん」


「…………似合ってるぜ」


「へへ、卯月あんがと。さてさて、続いてはこちらですっ」



──ジャジャーン



「ってゴム手袋もつけるんかいなっ!」


「時と場合によるのだよ睦月君。ぼさっとしてないでメスとピンセットを用意したまえ」



 ビシッと指をさされ、睦月は慌てて道具をとりにいった。
 そして卯月にも顕微鏡やら何やらを出すようにいう。



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あきゅろす。
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