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「うむ、教科書を見ていたら生物の授業で解剖がないということに気づいてね。僕はぜひともしたいのだよ。ここ何日も考えたのだよ。………その結果!放課後自分でやればいいということに気づいたわけさ…っ!」



 キラキラキラ…ッと目を輝かせて熱弁する雨音。
 睦月は可愛いと連呼するが、周りはそんな雨音に若干引いた。



「それ考えたの僕なんだけど」


「ふはは、よいではないかよいではないか」


「では、放課後に理科室を使う許可が欲しい、ということですね」


「うーちゃんその通りっ!ね、ね、ダメ?僕設備の整ったとこでしたいのっ」



 お願ーいと首を傾げるその姿は、実は計算されたものだったりして。

 だがしかし、閏には効果がなかった!



「どうでしょうね…理科室は危険ですし、部活でもなければ付き添いの先生もいないわけですし…」


「……ちぇっ、閏は堅いなぁ」


「え、」


「ねーさっちゃーんお願ーい。僕どーしてもしたいのー」




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あきゅろす。
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