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「手伝ってくれてありがとうございました。さて、お風呂お風呂」
「ぇ…え゙え゙ーーっ!?今っ…!?」
顔を真っ赤にして口に手をあてる睦月。
雨音との初チューは、お礼という名の触れるだけのキスでした…。
皐月がいっていたことを疑いもせず実行する雨音のおかげで、キスが出来た。
それはこれを読んでるアナタしか知らない事実。
……そして、雨音の耳がちょーっとだけ赤かったのも、ね。
「うおー神様おおきにーっ!!」
「……ちょっと、人がいないからって叫ぶなよ。恥ずかしい」
「弥生…っ、俺今なら何いわれても平気やっ!!」
「は?」
「……お、ブランコ完成してるじゃねぇか」
「雨音君はどうしたんですか?」
「風呂行きはりました。いやー今日はエエ日やー…」
「うわ、マジキモイ」
ブランコに頬ずりしながらニヤニヤする睦月に、弥生の渾身の一言。
しかし全く耳に入っていないようだ。
むつきは あいのちからで こうげきをふせいだ!
「はふーヒノキ風呂はいいですなぁ」
◆
「チミたちとの別れは僕も寂しい…けど、いつかは来ることだったんだ!ガマンしてくれ…泣かないでくれっ」
『メェェ〜…』
『クゥーン…』
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