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「手伝ってくれてありがとうございました。さて、お風呂お風呂」


「ぇ…え゙え゙ーーっ!?今っ…!?」



 顔を真っ赤にして口に手をあてる睦月。
 雨音との初チューは、お礼という名の触れるだけのキスでした…。


 皐月がいっていたことを疑いもせず実行する雨音のおかげで、キスが出来た。
 それはこれを読んでるアナタしか知らない事実。

 ……そして、雨音の耳がちょーっとだけ赤かったのも、ね。



「うおー神様おおきにーっ!!」


「……ちょっと、人がいないからって叫ぶなよ。恥ずかしい」


「弥生…っ、俺今なら何いわれても平気やっ!!」


「は?」



「……お、ブランコ完成してるじゃねぇか」


「雨音君はどうしたんですか?」


「風呂行きはりました。いやー今日はエエ日やー…」


「うわ、マジキモイ」



 ブランコに頬ずりしながらニヤニヤする睦月に、弥生の渾身の一言。
 しかし全く耳に入っていないようだ。



 むつきは あいのちからで こうげきをふせいだ!



「はふーヒノキ風呂はいいですなぁ」







「チミたちとの別れは僕も寂しい…けど、いつかは来ることだったんだ!ガマンしてくれ…泣かないでくれっ」


『メェェ〜…』
『クゥーン…』




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