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「真夏のCrazy in スイスーッ!うは、空気がうまス」
「マジで来やがった…」
「そういいながらココ、用意したの会長じゃないですか」
「む、そうなのかっ!サッチャンありがとー」
……と、いうことで本当にやって来ましたスイス。雨音の親は都合上省かせていただきます。
ハ●ジのような家がいい、
動物もいっぱい欲しい、
出来れば賢い犬も。
それからチーズにパンに……、
なんて雨音のワガママな願いを叶えたのは皐月だ。さすが金持ち。
「むむっ、家発見!むっちゃん行くぞっ」
「よっしゃ、雨音、しっかり掴まっとりぃ」
「………お。うはは、速い、ラクチン」
「あっ、気をつけて下さいねっ」
睦月に担がれて後ろ向きに進んでいく。
雨音は小さくなる皐月たちに向かい、片手をあげていた。
そして家の前。
「ふほぉお……木の家!」
「ログハウスやな。どや、満足か?」
「うーん…ま、こんなもんでしょう。中レッツラゴー」
──ガチャッ
「おぉ…おおお、おーっ、お?…………おぉう」
(目ぇ輝いとる…っ!かんわえーっ)
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