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「はっ、言うじゃねぇか。せいぜい襲われねぇように気をつけとけ」
「待て久。この2人は俺が先に…」
だからちげぇぇえ!!くっそ…久さんの方が話の分かる人だったとは…。それにイライラキングっていうけど噂ほどじゃないしね。なんとか切り抜けられそうだ。
「それじゃあ私たちはお先に失礼します」
「ほなまたなー」
「無事帰ってこいよー!!」
最後のは僕には聞こえなかった、うん。
「そういえば…一年は?」
「あ゙?知るか。行くぞ」
いや、どんだけ自己中なんたあんた。つかこの人たちに自分から近づこうとする人いないでしょ。…あ、親衛隊がいた。ってことは普通の人たちだ!!
「なっちゃんあそこにいるの…」
朝佳が指差したのは僕らから少し離れた所に立っている2人の青年。いたのか……いたなら入ってきてくれればいいのに。
「何やってるんだ?早く来い」
「っ……!!っ……!!」
「……………………………………………………………」
うん…よく分からない2人だ。1人は俯いて顔…鼻?を押さえ、もう1人は何もいわずにそれをみてる。だから僕たちはそこに近寄った。
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