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 朝から隼人さんに絡まれてる僕たち…とくに朝佳は可哀想だと思う。向こうから話かけてるのに親衛隊の睨みが凄い。


「あの、僕は先輩とは、その…」

「なんだ照れてるのか?なら俺がエスコートしていこう。さぁ…」

「うーわーやめて下さい!あ、あーちゃんは嫌がってるんで……す。はいスイマセン」


 そこで謝るなよ!


「嫌?なぜ?」


 お前も気づけ勘違いキング!


「……嫌だから嫌なんでしょう。誰もがあなたに抱かれたいと思うわけではありませんし、昨日今日来たばかりの朝佳にそれは最低なんじゃないですか?それにしつこい人は嫌われますよ」

「お前は…昨日のまぁまぁ可愛いやつ」

「八月一日那智です」

「那智。そうか…なかなか面白いなお前。この俺様にそんな口聞く奴は滅多にいねぇ…」

「お褒めに預かりありがとうございますー」


 こいつウザイ。あの久さんは怖いけどこいつウザイ。話が通じない。頭痛い。


「気に入った。彼女にしてやろう」

「はぁあ!?いやいやいりませんよ。僕はノーマルですしあなたをカッコイい……とは思いましたが抱いて欲しいとは思ったことありません」


((あるんだ…))


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あきゅろす。
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