１８
それで部屋に戻ったのはいいんだけど…、
「なんで心までいるんだぁァアッ！！」
しかもパジャマ着て枕持ってんじゃねぇ！
「いやー俺っちも一緒に寝ようと思ってさ。あーちゃんと２人でランデブーみたいな？あ、那智も混ざりたい？いーよ狭いけど」
「えっ、あの…いつも一緒に寝るの？」
「まさか。こんな変態と寝るわけがない。朝佳も断るときは断ってな。じゃないとマジに寝てくるから」
「うん…僕、１人で寝る」
……今日１日で思ったけど朝佳は多分ものを正直にいう人だ。まだ慣れてないだけで。ああ…いい友達になれそうだよ。
「ってことでおやすみ心」
「おやすみっ」
「…………………おやすみなさい」
─パタン
「「は…ははっ、あはは！」」
「朝佳もおやすみ。疲れてるだろうからゆっくり休んでね」
「うん、ありがとう。おやすみっ」
＊ ＊ ＊
「…………………」
「どうしたムスッとして。まだ寝ぼけているのか那智は」
「……なぜ、隼人さんがここにいるのでしょう」
「それはもちろん朝佳が昨日来なかった理由を聞きに来たんだ。なぜ？」
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