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 っ…余計なお世話じゃボケェェエ!!そりゃ…っ、何度か襲われそうになったことはある。でも話術で乗り切ってきた。いっとくけど性格のおかげじゃない!


「ねぇ、生徒会と親衛隊ってなぁに?」

「生徒会は所謂カッコイい人と可愛い子のトップで成り立ってるんだよね。だからそれの過激なファンがいるわけ。みんなが平等にーって。そのおかげで無闇に近づくとイジメの対象になるから気をつけて」

「う…ん」

「っていっても生徒会こそ変人の巣窟だし。関わんないのが一番一番!」

「ぉ…おい那智…」

「え?………っ!?」


 心の異様なまでの慌てよう。指を差されて後ろを振り向くと、そこには今噂した彼らがいた。


「変人、ねぇ…?」

「ひっ、あの、いえ……心助けろ!!」

「ムリ」


 くっ…裏切り者ー!!周りの視線が異様なほど痛い。そんなに羨ましがるんだったらそっちも話しかけられるようなこと言えばいいじゃん。


「はっ、大して可愛くもねぇくせにナマいいやがって…」


ムッ…、


「何ですかそれは。可愛くなきゃ生意気禁止?はぁ?そんな法則ありましたっけ?少なくとも僕は知りませんね。それに可愛くなくて結構です」

「あ゙?この俺に楯突くってのか?ざけんな」


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あきゅろす。
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