9
すっかり仲良くなってる2人。つかなっちゃんって何?僕のこと?え、なっちゃん?まぁ翔もそう呼んでるからいいけど。
朝佳は茶髪茶目で心よりも小さい。髪はフワフワで目もくりんとしてる。あーほんとに男でも可愛いやつがいたんだなって思った。やっぱ僕は可愛くないじゃん。
「あぁそうだ。僕と朝佳は部屋も一緒だから」
「そうなのっ?わー嬉しい!」
「くっそー羨ましいぜ那智!俺と交換しよーぜ。その方がいい」
「そうしたら心は絶対手ぇだすからダメ。僕となら安全だし」
「くっ……言い返せねぇ」
言い返せよ!そこは意地でも言い返せる男であってくれよぉォオ!!
それにしても心は今までネコだったのに…こういうこともあるんだな。といっても男同士の話ってとこがもう意味分かんないけど。
そしてそれに慣れて理解までしてる僕がなんか嫌だ。ま、何よりも友達が増えたし……よかったな。
あれ?そういえば…ここのこと知ってるのか?
「……何かあるの?」
はい、お昼休み食堂に案内して聞いてみると知りませんでした。何も知らずに編入してきた朝佳に少し引いた瞬間だった。
.
[*前へ][次へ#]
[戻る]
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!