○
んなこと思いながら冬樹を見てたら、
綺麗な、いじられてない髪が目に入った。
それに触れようと手を伸ばした。
………が、こっちを振り返って出来なかった。
くそっ。
「なんだ?」
「もったい、ない…」
「……?」
「健康なのにわざわざ喧嘩するなんて……
意味分かんない」
まぁ俺には関係ないけど。
そういって前に向き直った。
つまりは……心配してくれてんのか?
うわっマジか!!
「分かった。なるべく避けるようにするわ」
「…………あっそ」
「それから、学校も行く。だから冬樹、
……いつか、俺に話してくれ…」
「……………………」
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