○
「おい…寒いんだろ?中でも…」
「迷惑だから」
「あ゙?俺がか!?」
「は?………違うよ」
あ…今、驚いた顔をした。
初めて、無表情以外の顔をみた。
目に、光が見えた。
「じゃあなんだよ」
「……………………さぁ」
「あーはいはい」
まさか冬樹が、
俺と話すから他の人に迷惑がかかる、なんて考えてたとは……、
知らなかった。
「あなたは…怪我をしすぎる」
「………………へ?」
「なぜ?」
「そりゃ喧嘩してるからだろ」
「なぜ喧嘩をする?」
「なぜって…売られたら買うし、ヤられっぱなしは性にあわねぇ」
「…………………そう」
聞いといてそれか。
……まぁ俺のこと知ろうとしてくれてるから、苦じゃねぇけどさ。
むしろ、もっと聞いて欲しい。
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