○
「おい、何度も聞くがなぜここにいる」
「………別に」
「なら学校は」
「…………………別に」
チッ…最近はこればっかだ。
どうすりゃいい…
どうすりゃこいつは俺をみる？
「……俺は、お前のことがしりてぇんだ」
「え………」
お？反応した。
後一押しじゃね？
「気になる。
俺の事も知ってほしいし、冬樹のこともしりてぇ」
………ってこれ告白じゃね!?
あぁ…俺はいつの間にかこいつに夢中になってたんだな。
なら、後は落とすだけじゃねぇか。
んなことを悶々と考えてたら、
冬樹の視線がこっちをみた。
久しぶりに絡み合う視線。
「んなっ…なんだ、よ」
「あなたは…何でそんなに怪我をする？」
「は、え？」
「まぁ、いいけど」
っおい、マジかよ。
冬樹から初めて声をかけてきた。
やべーこんなに嬉しいなんて。
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