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それから学園に入るとき、
医者を目指してるやつもいっぱいいるから安心してくれ、
そういわれた。
………意味が、分からない。
誰も、
こんな俺を気にかけない。
容姿平凡、
とりあえずやってる勉強も中の中。
しかも俺から、
周りを避けている。
なのに、
なのにコイツだけは違うんだ。
「よっ!オッハー」
「…………うざい。一々話しかけんな」
「ひっどー!そんなんだからお友達できないんだゾ」
「作る気もない。あんなうざいの、いらねーし」
そういうと、
周りは俺を睨む。
"こっちこそ願い下げだ" と。
でもコイツ……
市原 夏夜には効果がないのか、俺によく連んでくる。
これが、
嫌で嫌でしょうがない。
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