[携帯モード] [URL送信]




──パリンッ



「いっつ……ぅぁ」




少し、ボーっとしてたのかもしれない。

耐熱性でないコップは割れ、
指を切った。


幸い隣は保健室になってるから、指を押さえて中に入った。



もちろんトモさんは、
いない。



備品を勝手に借りて、
簡単に手当てをする。


そして戻ろうかとしたとき、
ドアが開いて人が入ってきた。




「草壁、もういんのか……あ?」


「………」


「何だてめぇ……草壁は?」


「見ての通りだけど」




その人は金髪でピアスで、
喋り方が俺様で、
でも俺と同じ学年で。


………元副会長だ。



綺麗好きで有名で、
俺の中では近づいてはいけないランクに入っている。




「んだその言い方…気色わりぃ目しやがって」


「………」


「てめぇ、俺が誰だか分かってシカトこいてんのか、あ゙?」


「そうだけど。てかその俺様ウザイ」


「なっ!?対して綺麗でもねぇくせに…」





[*前へ][次へ#]

24/122ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!