○ 「友達になりたいのになー」 『市原、俺は授業を聞いて欲しい』 「あ、やべっ」 怒られちった。 クラスは笑って、 四季はどうかと後ろをみた。 でも寝てた。 たまにあるけど、 真面目ってわけでもないしな。 学生生活は残り4ヶ月。 この間に、出来れば友達になりたいなぁ。 ──キーンコーン… 「終わったぜー!昼っ」 めんどくさかった授業も終わったし、お昼行こうかな。 そうだ、四季も誘ってみよ。 また断られるかもだけど。 「しーき、起きてくれーっ」 「………」 「お昼行こーよー……って生きてますー?」 揺らしても反応ないなんて、 まるで…。 四季、四季、どうして… 君はオレたちを避けるの? ここがあの学校なだけに、 少し心配なんだよ…。 [*前へ][次へ#] [戻る] |