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「………あ、四季!おっはよーっ」
「………」
「聞いてよー今日は目覚ましの前に起きれたんだぜ!?」
「………」
「早起きっていいな。四季に会えるとは…」
「っ、一々朝からウルサいんだよ、触んな!」
腕を振り払うと、
市原は簡単に尻餅をついた。
予想、してなかったってか?
でもとにかくウザイから、
その意味を込めて見下ろした。
………いや、見下した。
バカだと。
「…わ、四季、力あったな…意外と」
「………」
「あ、気にしちゃった?だーいじょぶ。俺痛くなかったしー」
「話しかけんなよ」
「やぁだ。四季ちゃんつーめーたーいー」
ウザイウザイウザイ。
ほんとは、
別に触るのも声をかけるのもどうでもいい。
ただ、
そこに何の意味もなければ。
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