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「たっくんはさ、他のクラスとか見て回ったりした?」

「あーうんいった…無理やり連れてかれた…」

「ああ…子猫チャンたち?」

「その言い方恥ずかしいんだってばぁぁっ」

「いいじゃん似合ってるよ。…その、外見には」



遊んでそうな外見なのにそうじゃないのだから、おかしなものだ。顔を赤くしてソファーの上で悶絶する拓に笑いつつ、無理やりとはいえ拓と一緒に回った生徒を羨ましいなと蒼は思う。

もっと気持ちを素直に表に出せれば、蒼も豊を積極的に誘えているのだろうか。



「…はぁ」

「?、どうしたの蒼」

「んーん、世の中うまくいかないなーって、はぁぁ」

(えええお、オレ何かしちゃったかな…!?)

(明日、やっぱクラスいってみようかなー…)


ため息をつく蒼に拓が動揺してるとは知らず、蒼は豊のことばかり考えるのであった。







「おー!久しぶりだなっ、元気だったか!?」

『え、…え、俺っ!?』

「なんだよとぼけんなって!最後に会ったの…1年前か?あんときはあれ、凄かったよなぁ」

『…そ、そうだったな!うん、あれ、あれは凄かった』

「あとで俺のクラスにもこいよ、みんな喜ぶぜっ」


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あきゅろす。
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