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にこにこ笑う朋也にドキリとしつつも、みんなで過去のバラエティーを見返したりし、どんなドッキリを仕掛けるか話し合っていく。

蒼にとって部活として参加する創立祭は初めてだ。しかも好きな人となんて楽しみすぎて、逆に発作を起こしてしまいそう。

創立祭まではまだ時間がある。みんなを驚かせるドッキリを、みんなで仕掛けるためにたくさん話し合っていこうじゃないか。







「うぁぁーヤバいおれ緊張してきた」

「もっと気ぃ楽にしとけ。クク、これからバカ共を騙すんだぜ…?」

「言い方!」

「それより俺のクラスにはきたのか?」

「あ、うん、いった。…けど、凄い忙しそうだったから中覗いて入るのやめにしたんだよね」



創立祭当日。
お昼といえる時間に時間のある人は集まり、早速1つ目のドッキリを仕掛けることにした。幸作とカメラマン経理は既にスタンバっていて、ターゲットが現れれば蒼と豊の出番だ。

今日は生徒のみ。
午前中に幸作と一緒に豊のクラスまでいったが、執事喫茶は大繁盛していて入るのを遠慮したのだ。物凄く不機嫌そうに接客している豊が隙間から見えた。
無愛想でいつもの余裕そうな笑みはなくて。それが、少しだけ嬉しいと思ってしまったことは蒼の中の秘密だ。部員は、特別。


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