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どう脅され、ここにくるまでの間何をされたかは知らないが、体を震わせてチラチラ朋也を見る拓に思わず同情してしまう。ごめん、と寝室へ消えていく背中を見送り、蒼はキッチンに立ってお茶を入れ、朋也のもとへ戻った。

ありがとうございます、と丁寧に受け取り一口飲んだ朋也は、ニコニコと蒼をジッと見つめてくる。



「っ…あ、あのっ」

「はい?」

「や、…えっと、何か用とかあったんじゃ…?」

「いえ、ただ遊びにきただけですよ。たっくんも蒼くんもからかいがいがありますからねぇ」

「そ、そんなことないです…てか、何で近づいてくるんですかっ!?」



じりじりと距離を縮めてくる朋也に、じりじりと後ろへ下がって慌てる蒼。しかしその背が肘掛けにぶつかり、もう下がれなくなってしまった…ところで、一気に朋也がたたみかけてきた。

ぐい、と足を引っ張り蒼を仰向けにし、その上に跨がり起き上がれないようにしてしまう。



「ちょ、トモ先輩っ!?ど、どいて下さいっ」

「いーい眺めですねぇ。このままじっくり食べちゃいたいくらいです」

「ひぃぃ、おれは食べても美味しくありません!!…って、うぁっ、まっ、手ぇ!…つかビクともしな、っ」

「僕が蒼くんに力負けするわけないでしょう。あ、肌なかなかスベスベで気持ちいいですよ」

「っ、う、冗談過ぎます、って!」


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あきゅろす。
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