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確かに普通に男同士ならそんな気にすることじゃないかもしれない。しかしここは違う。男同士の恋愛は当たり前。蒼だって十分ここの特色に染まっているし、朋也は手が早いことでも有名なためいうまでもない。

天然無知ではなかったことに意外そうにしつつも、なら話が早い、と逆に蒼の手を掴みなおし、れろ、と指先を舐めた。



「ぎゃああ!?な、何してるんですかトモ先輩っ!」

「何だと思いますか?」

「聞き返さないで下さ、…っあ…」

「うわぁぁ…今の声、かっわいー…」

「なっ、ち、違っ!///…っ、やめ」

(つか誰か助けて!)



経理は黙々と食べていてこちらを見向きもせず、拓はどこかうっとりした顔で見つめてきているだけ。幸作がいればすぐ止めてくれただろうが今日はおらず、あとは豊しかいない。

…と思った時点で「あ、無理だ」と諦めた蒼だったが、意外にもその豊が助け舟を出してくれた。



「そこらへんにしとけ。朋也の指フェラなんざ見たくねぇ」

――ちゅく…

「見なきゃいいじゃないですか。あ、それとも一緒にします?」

「はいっ!?」

「はっ、この俺が指で満足するとでも?」

「はぁあっ!?」


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あきゅろす。
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