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「っ…ゔ、あっ!やめ、…や、だっ」
「え…蒼…?」
蒼の声。
部室から聞こえてきて、もしかして豊といちゃついているのだろうか、なんて一瞬思うも、嫌がっている様子の蒼に気づき、幸作は慌てて部室に飛び込んだ。
ぱっと見は誰もいなくて。
しかし蒼の嫌がる声は確かに聞こえ、幸作は机を掻き分け奥の方まで駆け寄った。そこには。
「おや、君でしたか。…あ、混ざりますか?いい反応してくれますよ」
「や、見るな、やだっ、も…トモ先輩やめっ」
「な、に…何してんだよアンタ!!」
「っと、そんな怒らないで下さいよ。遊びですよ、遊び。蒼くんが独り身になったものでね、今の内にいただいておこうかと思ったまでです」
もしかしたら、豊が、と思っていた。しかしそこにいたのは朋也で、指が、蒼のナカに埋め込まれていて。
制服はひん剥かれ、お腹には飛び散った白濁を舐めとったアトが。
幸作は怒りで顔を真っ赤にし、朋也の肩を掴み、蒼の上から退かせた。
その際に指がナカのイイトコロを掠めたのだろう。「んっ」と蒼から声が漏れ、幸作は思わず硬直して凝視してしまう。
「あ、お」
「み、ないで…っ、うぅ゙、も、ケホッ、最悪…っ」
「っ…出てけよ!二度と蒼に近寄んなっ!」
「怖いですねぇ。仕方ない、続きはまた今度、ということで」
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