16 クラス対抗サバイバルゲーム。 1〜8組までのチームに分かれ、3学年協力して他のクラスの生徒を色付き水鉄砲で撃っていくのだ。 みんな支給された白いシャツを着、水鉄砲を持っている。シャツの襟や裾にラインが入っていて、各クラス水鉄砲の色と同じになっているのだ。 シャツに当たるまではセーフ。当たったらヒット!と声を出し、両手をあげホールへ戻る。実行委員や生徒会が水の色を確認して、撃ったクラスに得点が入る、という仕組みだ。 「ついてないですね、蒼くんと同じクラスなんて」 「す、すみません…足手まといですよね、おれ」 「いえそうではなくて、…追い詰めて遊ぶことが出来ないじゃないですか」 「ひっ、な、ぁっ!?」 「ふふ、まぁ仕方ないですね。たっくんと…ここ最近サボってばかりの大馬鹿者で遊ぶとしましょうか」 蒼、幸作、朋也は4組で同じチーム。色は赤で、蒼はクラスメートに青じゃなくて残念だったなと少しからかわれた。 対して、今はどこにいるか分からない豊と拓、経理とそして花梨。彼らは1組で青色だ。 「まぁでも、蒼は無理すんなよ?隠れて生き残っても得点になるわけだしな」 「うん、なんとか逃げ切ってみせる」 [*前へ][次へ#] [戻る] |