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「…、…!?///」
――ぶわわわわっ
「は、反則っしょ今の…!」
理解して、顔が真っ赤になって。また枕に顔を埋めながら、耳に残る豊の声に蒼は罪悪感を感じながらも、手を下腹部へと伸ばしていくのであった。
◆
「おはよー久しぶりー」
「よっすー蒼」
「うわぁぁ久しぶり蒼、見ないうちに焼けたっ?もーオレ凄い会いたかったよー」
「…おお…たっくんのノリがより女子化されてる…」
「ふ、ふふ、このまま女の子になっていくんでしょうかねぇ」
当日、待ち合わせ場所には既に豊を除く全員が揃っていて、蒼は軽く挨拶をしながら輪の中に入っていった。
学園から離れていた時間が長いからか拓のノリが完全に変わっていてちょっと引いてしまったものの、やはり友人に会えたことは嬉しくて。
けれどまだきていない豊にソワソワしながら待っていると、重役出勤のごとく10分ほど遅れ、悠々と豊はやってきた。ドッ、ドッと心臓が音をたてる。
「遅いぞ大沢!呼び出しておいて一番最後、しかも遅刻とはどういうことだっ?!」
「お前らが早くきすぎなんだろ。どうせ20分前とかにゃついてたんだろ」
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