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そして困ったことに、ターゲットにされた2人は朋也の背中を見ることはなかった。
集まった人に邪魔されたのだが…果たしていつドッキリと気づくのだろうか。意外と純粋なことにみんなはどうしても笑ってしまうのであった。
◆
「チッ、…時間か、めんどくせぇ」
「オレもいきたくないよぉぉ」
「ようやく終わりですか。疲れましたね…どこかで休んでいきましょうか、蒼くん」
「えっ、おれですか!?」
「邪魔な大沢もいなくなることですし。さぁほら、いきますよ」
豊と拓、そして経理の当番の時間がやってきてしまい、総合部としての活動はあっさり終わりを告げた。
最後は浮気ドッキリを仕掛けた。イチャイチャ見せつけるように回るカップルに、蒼が近づいていって。彼氏は元カレだと嘘をつき、慌てる男と驚く女のもとに拓もやってきて女をナンパし始めて。
泣け、というむちゃ振りに涙目まではなんとかやってみせた蒼になぜか男も靡き始め、カップルは険悪なムードに。
そこへ幸作が入ってあのTシャツでネタバラしをしたのだが、危うく別れさせるとこだったと蒼は肝を冷やした。そんなドッキリも終わり、朋也は蒼の腰を抱き、見せつけるようにして移動を始める。
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