結構大変 ──カコーン ─────カコーン ────────────シュッ!! 『……は?』 『おい…強くね!?』 ふふーん、どんなもんだっ。 この調子で10点とっちゃうもんね。 見ててよ雲雀っ。 (さすが…つか怖いな) …しかし、雲雀が惚れた真剣な顔ではなく、鬼のような形相で勝利した燕でした。 やっぱり卓球は楽しい! あれから続けてくるんだけど、みんな負けて悔しそうにしてた。でもさすがに疲れて来ちゃった…。 「「…あ」」 『ヨッシャ3点目ー!!』 『きゃあっ!アダム様のスタンプがもらえるっ』 しまったー油断した。 雲雀はしょうがないって顔してるけど…悔しいよっ!! 「…燕、こっちへこい」 「な…に?」 「ほら、スタンプ押してみろ」 「え…だってそしたら…」 雲雀のやることがなくなっちゃう。 今日の意味がなくなっちゃう。 「いいから」 『いやーっ、アダム様お願いですっ』 「ゔ…押す」 『この…平凡がっ!調子乗らないでよ!』 怖いよーっ!この人も不機嫌になった雲雀も怖いよーっ! 早くどっかにいって欲しくて、俺は何もいわずに押した。そしたらね、スタンプがリンゴの形してたんだ。 「かわいっ…」 「アダムとイブだからな」 「あー…結構こだわるんだね」 「……そうだな」 地位の名前といいペンダントといい…そこまでこだわらなくてもいいんじゃないかな?他の人たちも火の柄とか風らしいし…。 後で俺も押してもらおっと。 * * * ──シュッ!! 「はぁっ…はぁっ…」 「お疲れ燕。今ので最後だ」 「ほんと?もっ…疲れたぁー…」 「ククッ…今からそんなに疲れてたら…夜、保たないぞ」 「よ、る…?」 うぇっ…なに? も、もしかしてついに俺、雲雀とヤっちゃうの?/// その、まだ最後までヤったことないんだよね。慣らしてからっていって、今のところは指だけ。 でも今の言い方はまるで…。 「今日は…燕の全てが欲しい」 「っ──///」 「ダメか…?」 「だ…めじゃ、な…いっ…///」 そういったら雲雀は本当に嬉しそうな顔して、早く帰ろうっていってホテルに帰ったんだ。 それで今は…もうベッドの上。 まだ服は着てるし、入れるの以外は初めてってわけじゃないけど…凄く緊張する。 [*前へ][次へ#] 【戻る】 |