隣の性事情 俺が平凡だから? ぽっと出の意味分かんないやつだから? 俺には…人を好きになる権利はないの? 「燕、もう泣き止みなさい」 「ヒック…あ、にき?」 「私たちが認めてます。だから自信を持ちなさい」 「うぅっ…でも…」 「返事は?」 「ひっ…はいっ」 兄貴の迫力に負けて返事をしてしまった。でも鵞さんたちも笑って頷いてくれる。 ああ俺…いい人たちに出会ったなぁ。 「それより燕…もう少し可愛く泣けないのか?」 「は…?」 「顔グチャグチャ。ったく…ほら鼻」 「ゔー…バカァ」 ムード?が台無し。 しょうがないじゃんか、鼻水出てきちゃうんだから。 …んぁ、そうだ。俺鶉さんに聞きたいことあったんだ。 「雲雀っ、離して?」 「なぜ?」 「俺、鶉さんと2人で話したいことあるのっ」 「2人きり…だと…?」 うわっ、何でそうすぐに不機嫌になるかなぁ…俺は雲雀が好きなのにっ。 「お願い…ダメ?」 「じゃあキスしていけ」 「う……」 最近の雲雀はなんかちょっとイジワルになってきた。でも嫌われてるってわけじゃないからいっか。 ──ちゅっ 「いーい?///」 「あ、あぁ…///」 うわーん恥ずかしいよっ!! みんなニヤニヤしてるしっ…早く鶉さんと2人きりになりたい! ってことで近くの空いてる部屋を借りて、思いっきり質問してみた。 「う…あの、鶉さんはっ…フェラしてあげるの!?」 「は!?」 「ひゃっ!?」 ビックリ…したぁ。まさか鶉さんからあんな大きな声が出るなんて…。 でもさ、こんなこと聞けるの鶉さんしかいないんだもん…知り合いで俺と同じ立場の人って。 でも……、 「へ、変なこと聞いてごめんなさいっ…ただ、気になった…から」 「ぁ、シ…………てる…」 (ムリヤリ…だけど…) 「そっ…そうですか…。ありがとうございましたっ、参考になりました!」 やっぱするよね! よしっ…今日やってみよ。 * * * ってことで夜です。 いつもみたいに雲雀はキスをしてくれて、それだけで頭がボーっとなっちゃう。 「んっ…ふぁ、ぁ…」 「ふっ、可愛いな…」 「あ、やっ…ダメ!」 「…は?」 今日は俺がするんだもんっ。 珍しく抵抗した俺に驚いてる雲雀の膝下に屈んで、ズボンを下ろした。 「燕!?」 「おっ…俺がするのっ!」 「えっ、ちょっ…」 [*前へ][次へ#] 【戻る】 |