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ど、どういうことっ?
日和ちゃん、いっぱいおめめをパチパチして慌てます。

周りの人たちもみーんな焦ってます。
ついに、ついにみんなの日和ちゃんが…!



「知らない間に俺、姫…日和のこと好きになってたみたいだ。だから、付き合って下さい」

「っ…う、そ、嘘、やぁっ」

「嘘じゃないんだけど…」

「ほん、と?僕のこと、その」

「好きだ、日和」


きゅううううん!



転んで痛めたおててをとって、ちゅ、と甲にキスをする相葉くん。もう、王子様みたいっ。
日和ちゃんはお顔を真っ赤にして、おめめを潤ませました。

ドッキンドッキン心臓がうるさくて、もう何がなんだか分からなくなっちゃってます。



「僕、僕も好き…相葉くんが好きぃっ!」

「俺に日和をくれるか?」

「うんっ、全部…ぜぇーんぶあげるのっ。も、もらって下さいっ///」

「一生返さねぇから」

「ふぁぁぁ、も、相葉くんかっこよすぎなの…っ」



ふらり、と体が傾く日和ちゃん。
気をしっかり持って!

ようやく、両想いになれたんだよっ。相葉くんが、大好きっていってくれたんだよ!



「幸せすぎて、うぇ、泣きそうなの…っ」

「…今は泣いてもいいぜ。ほら」

「ふっ、う、うぁぁぁんっ!好き、しゅきぃ相葉、くっ」

「ん。…はは、気づくの遅くなってごめんな」


ぎゅううっ、ぎゅうううっ。



強く強く抱き締めて、もう離しません。
2人の邪魔が出来る人なんて、いないでしょう。

だって、こんなにも2人は幸せそうなんだから。にぶちんでちょっとズレた王子様と、学園一可愛くてちょっぴしストーカーなお姫様。
ナイスカップルになりそうだね。



「すきっ、うぅ、ち、ちゅー…してほし、のっ」

「…喜んで」


ちゅっ。


「ふへ、えへへ、も、一回したい、な///」


「じゃあ、人のいないとこいくか」



王子様を落とすのはとっても簡単だったでしょ?お姫様のように、運命的な出逢いを果たせばいいんだから…ね?


めでたし、めでたし!




―オマケ―

「なに、ようやく付き合うことになったの?遅すぎでしょ、もう」

「よかったなー相葉。姫も、末永くお幸せにな」

「…遅かった、のか?」

「相葉、結構前から姫のこと気に入ってたよな」

「日和もちゃんと告白すれば、もっと早く付き合えたかもしんないのに…」

「はぅぅ、だって、相葉くん前にするとドキドキしちゃう、だも…」

「ふ、日和可愛すぎ」

「ふぁっ、い、いきなりのちゅーはビックリするからだめ、なの!///」

「えー…。まぁ、分かった」

「なにこの2人やだ甘すぎる吐きそうどっか城にでも籠もってればいいのに」

「は、はは…」



学園一のお姫様と相葉くんは、学園公認のカップルとなりましたとさ、おしまい。




→あとがき

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あきゅろす。
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