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「あー…そっかそっか。いーなぁラブラブで」

「っ…ま、まだまだだよ。このお昼だって、何回も誘ってようやく、だし…」



誤解が解けて、ずっと後悔をしていたらしい賢がまず謝りにきた。都合がいいかもしれないけど、また友達になりたい、と。始めこそ疑心暗鬼に陥りそうになった優人だったが、優人は彼を、その周りの人たちを、許したのだ。

黙っていた自分も悪いし、それに、これくらいは許せるほど器を大きく強くしたいから、と。その優人の強さに惹かれてか、友人は以前よりも増えた。楽しい毎日を、ようやく送れていることに、優人はこれ以上ない幸せを感じている。



「いーや、あの沖先輩がまず人と付き合うなんてことが考えらんないしな。よっぽど優人のこと好きなんだろうぜ」

「え、へへ、そうだと嬉しいけど…っあ、も、いかなきゃ待たせちゃう…!」

「あ、わりぃ引き止めて!またあとでなっ」

「うんっ」



笑顔で手を振り、教室を出る。始めて学校で一緒に食べることになった、今日は記念すべき日。足取りも軽く、先ほど流から指定のあった場所へ向かう…その途中。

階段でばったりと会った人に、優人は思わず足を止めた。


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あきゅろす。
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