7 あんな中にカナを1人に出来ない、って…声が凄く疲れてたけど、そういってくれることが凄く嬉しかった。 一緒にご飯食べれることも。 ちょっぴり笑顔になりながら、あとから来ることをめぐるくんに伝えると、めぐるくんも嬉しそうにしながらじゃーいくぞ、と僕の腕を引っ張った。 うぅ…2つしかないめぐるくんの片手をとられたと思ったのか、凄い睨まれた…。 これで食堂いくの、ほんと嫌だよ…っ! 『あのオタクまた皆様と…!』 『何様のつもりなんだよっ』 『ちょ、あの平凡までいんだけど!』 『そんなやつらに構わないで下さいぃーっ』 「ほんとうぜーな親衛隊って!天馬たちはずっとこれに耐えてきたんだなっ!」 「私たちのツラさを分かってくれるんですか…っ?」 「もちろんだ!これのせいで友達出来ねーなんて可哀想だろ!?」 「クク、やっぱおもしれぇなめぐるは」 食堂に入った途端、非難轟々。 向けられる視線が僕は怖くてたまらないのに、めぐるくんはそんなの気にせずいつも通りの様子を見せてる。 手はまだ離してくれなくて、そのまま生徒会専用の席に連れて行かれた。 僕ら一般生徒なのに…っ。 [*前へ][次へ#] [戻る] |