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凄くキレてるのが分かる。
5人ほどで僕らを囲んで、校舎の裏に連れてこられた。
…めぐるくんは自分でいく気満々だったけど…。

ど、どうしよう、これ絶対後ろにケンカ強い人とか待ってるよぉ…!



『あんたがきてから学園がメチャクチャになっちゃったじゃんか!僕らの荒木くんを返してよっ』

「あんたじゃない長嶋めぐるだ!それにっ、おれは何もしてねぇ!!」

『嘘つかないでよ!いらないこと吹き込んで僕らのこと解散させたんでしょっ!大体なんなの、図々しすぎるし、不潔なんだよあんた』

「人を見かけで判断するなよな!…おい奏もなんかいえよっ!」

「え、ええ…っ」



な、なんかってそんな…!
何いえばいいの?
めぐるくんをイジメないで?
本人たちに真相聞いて?
…不潔と見かけは関係ないよ?

話を聞いてて思うところはあったけど、そんなこと僕にはいえない。
そしたら、親衛隊の矛先が僕にも向いた。



『あんたもあんただよ!あの方だけじゃなくこの期に及んで…っ』

「そ、んな、僕は…!」

「おれのダチをイジメるな!もう頭キた、こういうやつらには口でいっても聞かねーんだ!!」

『あんたにいわれたくないね、オタク風情が』

「っ――お前らこそウザイんだよ…!」

「っめ、めぐるくん…!!」


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