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『おう!知ってるなら教えてくれ!』
『ん、じゃーちょっち待ってー』
そういってケータイを出して電話をし始めた荒木くん…もしかして、と思ったときには遅かったの。
生徒会の、会長様と副会長様が、こっちにやってきた。
…しーくんは、いないみたい…。
「あっ、四葉じゃんか!なんでここにいるんだ!?」
「お昼を食べにきたんです。そしたら、隆太から電話がありまして、めぐるがいると聞いたので会いにきました」
「なんだよそんなおれに会いたかったのか!?ダチなんだからいえば会うのに!」
「ですが私たちには…」
「親衛隊のことは気にすんな!おれはそんなやつらには負けねーから!あっ、一緒にご飯食おうぜ!!」
ええっ!?一緒って、僕も…!?
さすがに、会長様たちとも一緒はマズい。周りの視線が凄く突き刺さってくる…のに、僕の意見なんて聞かないで、めぐるくんは副会長様を僕の横の席に座らせた。
…睨み、つけられた…。
「おいおいマジかよお前ら。んなオタクみてぇなやろうと一緒に食うつもりか?」
「天馬、オタクではなくめぐ「なんだよお前!!おれはオタクじゃないっ!何様のつもりだっ!」…めぐる、」
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