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「あ!隆太が呼んでるからいくぞっ!」

「ちょ…っ」



話、聞いて!
確かに凄く仲のいい友達、いないけど…別にいつも1人ってわけじゃないんだよ?
同じ平凡仲間とか、お昼一緒に食べてた友人とか、いたのに…。

そ、それに荒木くんとも一応知り合いではあるし…。
でも、やっぱ親衛隊は怖いから友達になるのはちょっと。



「よく見つけたな!なぁこれどうやって頼むんだ!?」

「まずはぁ、カードキー出しといてー」

「おう!」



よ、よりにもよって食堂の中央なんて…。荒木くんはさり気なくめぐるくんを横に座らせて、椅子を近づけて注文の仕方を教え始めた。

いっちゃ悪いけど、慣れてる、よね…?教室でいってた通り、荒木くんの親衛隊ってみんなセフレだから…。


うぅ、なるべく息潜めてよっ。
めぐるくんがご飯と荒木くんに夢中になりますように…!







願いはね、通じたみたいなんだけど…効果は短かったみたい。
ご飯をちょっと口から飛ばしながら、それでも美味しそうに荒木くんと食べていためぐるくん。

けど、入口側がうるさくなって、興味を示しためぐるくんに、荒木くんが『気になる?』ってニヤニヤ…。


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あきゅろす。
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