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なにその持論…って思ったけど、めぐるくんに腕を掴まれてそのまま…。

荒木くんは僕の方をちょっと睨んで、自分からめぐるくんと手を繋いだ。
めぐるくん、嬉しそうな顔してるけど…荒木くんと一緒にいるから凄く注目浴びてる…っ。

出来るだけ、出来るだけ縮こまってみたけどやっぱ見つかっちゃったし…ふぇ、しーくん助けて…。



「ここが食堂だよーん」

「うっわぁああ!!すげー広い!でけーレストランみたいだっ!!」

――ザワ…ッ

「っ…め、めぐるく、声、抑えて…っ」

「なんだよよく聞こえないぞ奏!なぁなぁ、座る席あるかっ!?」

「あーちょっと待っててねぇ」



めぐるくんが大声出したことで食堂の中の人もこっちを見て、荒木くんを見て、ざわつきだした。

…めぐるくん、周りのそういうの見えてないのかな…。
早くご飯食べたいって荒木くんに訴えると、荒木くんはヒラヒラと手を振ってどこかにいっちゃった。

…荒木くんには生徒会専用の席があるはずだけど…本当に一緒に食べるのかな…。



「奏!」

「は、はいっ」

「あのな、隆太のやつスキンシップ激しいけどいいやつだぜ!ここはおれが取り持ってやるから友達になれよな!」



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