17 「ダメェ?キモチーのにぃ?メグは性欲ないわけぇ?」 「そ、そういうのは運動で発散するといいって叔父さんいってたぞ!だから隆太もせ、セフレなんて作らないで体動かせばいいんだ!おれがなんとかしてやるからっ!!」 …セフレ、っていうたびに顔赤くしてる…初、っていうかきっと、そういう経験ないんだろうなぁ。 そういうとこは、僕と違って純粋で可愛らしいなって思った。だだだって僕はもう…っ…わーんいわせないでよ!/// とにかく、荒木くんの膝からおりためぐるくんは、ギュ、と両手を掴んで真剣にそう訴えたの。 笑い飛ばすかな…と思ったけど、荒木くんは驚いたように目を見開いて、嬉しそうな顔をした。 「うわー俺そんなこといわれたの初めてなんだけどぉ」 「ダチの悪いとこ指摘して直してやんのは当たり前だろ!な!おれとなんとかしようっ!」 「ダチィ?俺ら、友達なわけぇ?」 「おう!これからよろしくな隆太!!」 「…ぷ、クク、よろしくぅ。メグ面白いし、俺なぁんか楽しくなりそうな予感ー」 「人生楽しい方がいいもんな!」 …こうして、めぐるくんはクラスにきて15分ほどで、生徒会役員2人目の荒木くんを落とした。 [*前へ][次へ#] [戻る] |