[携帯モード] [URL送信]
16
「あっ!お前誰だ!?勝手におれのこと抱き締めてんじゃねーよ!!ビックリするだろっ!」

「ごめんごめぇん。俺はぁ、荒木隆太っていうんだぁ。ちなみに生徒会の会計してまーす」



僕の斜め左後ろに…つまりめぐるくんの隣の席にいた荒木くんが、めぐるくんの腕を引っ張って自分の膝の上に抱き寄せたの。

ケラケラ笑ってるけど、クラスの子はそれどころじゃないみたい。
凄い剣幕でめぐるくんのこと罵倒してる。怖い…僕もこれ、経験してるから…。



「生徒会?」

「そ。四葉さんから話聞いててぇ、実際見てみたらちっこくてオモシレーんだもぉん」

「ち、ちっこくないし!いい加減離せぇえっ!」

「えー俺、君のこと気に入っちゃったしぃ」



そういって、荒木くんは後ろからめぐるくんのほっぺにチュッてキスした。

その途端『ギャアアア』ってクラスとめぐるくんから悲鳴があがって、ビックリして耳を押さえた。



「何すんだこのやろー!それにおれは君じゃなくてめぐるだ!!き、キスとか好きな人以外にしちゃいけないんだぞっ!!」

「えー古いなぁメグはぁ。俺、セフレの子とよくしてるしー」

「せ、セフレ!?ダメなんだぞそういうの!!よくない!自分のためにもやめるべきだっ!!」


[*前へ][次へ#]

23/156ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!