14 「ええっ!?…そ、そんな、僕がお友達だなんて、恐れ多いよ…っ」 「なんだよもー…あ!分かった、奏、人見知りなんだな!そんなんじゃ友達出来ないぞっ!大丈夫、おれは奏のダチだし、ダチの悩みはおれがなんとかしてやるからな!!人見知り、ちょっとずつ治してこーぜっ!」 「ち、ちが…っ!…聞いてないよぉ…」 人見知り、ってわけじゃないのに。そ、そりゃちょっとチキンなとこはあるかもだけど、僕だって自分から声かけるくらい、出来るもん。 でもめぐるくん凄い張り切っちゃった…。はぁ、この先、何もないといいんだけど…。 「おれは長嶋めぐるだ!血液型はB型!趣味は遊ぶこと!好きなものは甘いもんで、嫌いなものは辛いもの!よろしくなっ!!」 『な…何あれ、オタクじゃん…』 『昨日副会長様といたやつじゃない?』 『キモッ、趣味とか聞いてねぇし』 『声デケェなー』 「な、なんだよお前らいいたいことあんなら、」 ――バァン!! 『テメェらうるせぇぞ!めぐるのこと悪くいうやつはこのクラスから出てけっ』 『『いやーっ、なんでそんなやつのこと!』』 [*前へ][次へ#] [戻る] |